マンションの外壁調査、まだ足場を組みますか?ドローンなら費用を大幅に削減できるかもしれません

2026.05.15

マンションの大規模修繕や定期的な点検の時期が近づいてくると、いろいろと気にかかることが増えますよね。特に外壁の調査となると、大掛かりな足場が組まれて、費用も時間もかかりそう、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。 お住まいの方にとっては、工事中の騒音やプライバシーのことも心配ですし、建物のオーナー様や管理会社様にとっては、できるだけ費用を抑えたいというのが本音ではないでしょうか。 もし、その足場を組まずに、もっと手軽に、そして費用も抑えて外壁調査ができる方法があるとしたら、少し気になりませんか。 この記事では、これまで当たり前だと思われていた足場を組む調査方法の課題に触れながら、ドローンを活用した新しい外壁調査のかたちについて、ゆっくりと、分かりやすくお話ししていきたいと思います。建物のことを大切に想うあなたの、次の一歩のヒントになれば嬉しいです。

 

そもそも、なぜマンションの外壁調査が必要?

マンションの外壁調査と聞くと、少し面倒に感じてしまうかもしれません。ですが、これには建物のため、そして私たちの暮らしのために、とても大切な理由がいくつかあるのです。まずはその基本となる部分から、一緒に見ていきましょう。

法律で定められた大切な義務(建築基準法第12条)

実は、特定の規模や用途の建物では、外壁の状態を定期的に専門家へ調査してもらい、その結果を役所へ報告することが法律で義務付けられています。これは建築基準法第12条に定められているもので、多くの方が利用する建物の安全を確保するための大切なルールです。外壁のタイルなどが、もしも落下してしまったら大変な事故につながる可能性があります。そうした危険を未然に防ぐために、国が定めた基準に沿って、定期的な健康診断を行う必要がある、というわけです。これは建物を所有する方の、社会に対する大切な責任の一つとも言えます。

建物の資産価値を長く保つために

建物も私たち人間と同じように、年月の経過とともに少しずつ変化していきます。外壁は、常に雨や風、紫外線にさらされているため、どうしても劣化が進みやすい部分です。ひび割れやタイルの浮きといった小さなサインを見逃してしまうと、そこから雨水が侵入し、建物の内部構造にまで影響を及ぼすこともあります。定期的な調査は、いわば建物の健康診断のようなもの。早期に問題を発見し、適切な手当てをすることで、建物の寿命を延ばし、大切な資産価値を長く保つことにつながるのです。将来的な大規模な修繕費用を抑える意味でも、こまめなチェックはとても重要です。

お住まいの方や近隣の安全を守る重要性

そして何よりも大切なのが、そこに住む方々や、建物の周りを通る方々の安全を守る、という点です。外壁の一部が剥がれ落ちて通行人にあたってしまう、といったニュースを耳にすることがあります。考えただけでも心が痛みますが、これは決して他人事ではありません。定期的な調査をきちんと行うことは、こうした悲しい事故を防ぎ、誰もが安心して暮らせる環境を守るために不可欠です。建物の管理は、そこに暮らす人々の平穏な日常を守ることでもあるのです。

 

マンション外壁調査の主な方法とその特徴

それでは、実際にマンションの外壁調査はどのように行われるのでしょうか。昔ながらの方法から、技術の進歩によって生まれた新しい方法まで、いくつか種類があります。それぞれの調査方法が持つ特徴を知ることで、ご自身の建物に合った方法が見えてくるかもしれません。

足場を組んで行う全面打診調査

おそらく多くの方が外壁調査と聞いてイメージするのが、この方法ではないでしょうか。建物の周りにぐるりと足場を組み、作業員の方が壁を一枚一枚、専用のハンマーのようなもので叩いて音を確認し、外壁の浮きや剥離がないかを調べていきます。人の手で直接触れて確認するため、非常に精度が高いのが特徴です。その一方で、足場の設置と解体に時間と費用がかかるという側面もあります。

ゴンドラやロープを使う部分的な調査

建物の屋上からゴンドラやロープを吊り下げて、作業員の方が壁面を降りながら調査する方法です。足場を組むよりも費用を抑えられ、特定の気になる箇所だけをピンポイントで調べたい場合に有効です。ただ、建物全体の調査を行うには時間がかかったり、風が強い日には作業ができなかったりと、天候に左右されやすいという点もあります。

赤外線カメラを活用した調査

これは、壁に直接触れずに行う調査方法です。専用の赤外線カメラで外壁を撮影すると、壁の内部に浮きがある部分は、健全な部分と比べて表面の温度が少し高くなります。その温度の違いを色で表示することで、目では見えない壁の内部の異常を見つけ出すことができます。打診調査と組み合わせて、より詳細な診断に役立てられることもあります。

そして、ドローンによる新しい調査のかたち

そして近年、これらの調査方法に加えて新しい選択肢として現れたのが、ドローンを活用した調査です。ドローンに高解像度のカメラや赤外線カメラを搭載して、建物の隅々まで撮影します。足場を組む必要がなく、安全かつ短時間で広範囲の調査ができるのが大きな特徴です。これまでの調査方法が持っていた課題を、新しい技術で解決してくれる可能性を秘めています。

 

足場を組む従来の外壁調査、その課題とは?

これまで最も一般的だった、足場を組んで行う外壁調査。とても確実な方法であることは間違いありませんが、一方で建物のオーナー様や、お住まいの方々にとっては、いくつかの悩みの種があるのも事実です。ここでは、その具体的な課題について、少し詳しく見ていきたいと思います。

高額になりがちな足場の設置費用

外壁調査や修繕にかかる費用の中で、実は大きな割合を占めるのが足場の設置と解体にかかる費用です。建物の規模や形状にもよりますが、この足場代だけで百万円単位の金額になることも珍しくありません。調査そのものにかかる費用よりも、準備段階である足場の費用の方が高くなってしまうケースもあるのです。このコストが、定期的なメンテナンスをためらわせてしまう一因になっているかもしれません。

工期が長引くことによる暮らしへの影響

足場を組む調査は、準備から調査、そして後片付けまで含めると、数週間から一ヶ月以上かかることもあります。その間、建物はシートで覆われ、お部屋からの眺めが悪くなったり、日当たりが遮られたりします。ベランダで洗濯物が干しにくくなったり、窓を開けての換気が自由にできなかったりと、お住まいの方の日常生活には少なからず影響が出てしまいます。この期間が長引くことは、精神的な負担にもつながりかねません。

防犯やプライバシー面での心配ごと

足場が組まれている期間は、外部から人が侵入しやすくなるため、防犯面での不安を感じる方もいらっしゃいます。また、作業員の方が窓のすぐ近くを行き来することで、お部屋の中の様子が見えてしまうのではないか、というプライバシーに関する心配も生まれます。特に日中お一人で過ごされる方や、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、こうした不安は切実な問題です。

 

ドローンによる外壁調査がもたらす嬉しい変化

これまでお話ししてきた足場を組む調査の課題。もし、これらを解消できるとしたら、外壁調査はもっと身近で手軽なものになるはずです。それを実現してくれるのが、ドローンを使った調査方法です。ドローンが私たちの暮らしにもたらしてくれる、嬉しい変化についてご紹介します。

足場が不要になることでの費用削減効果

ドローン調査の最も大きなメリットは、なんといっても足場が不要になることです。調査費用の中で大きな割合を占めていた足場の設置・解体費用が一切かからなくなるため、調査全体のコストを大幅に抑えることが可能になります。これまで予算の都合で先延ばしにしていた調査も、ドローンであれば実施しやすくなるかもしれません。これは、建物のオーナー様や管理組合様にとって、非常に大きな利点と言えるでしょう。

短い時間で調査が完了する手軽さ

足場の設置や解体には長い時間が必要ですが、ドローンによる調査は、撮影自体は建物の規模にもよりますが1日から数日で完了します。お住まいの方々が、シートに覆われた生活や騒音に悩まされる期間を、劇的に短くすることができるのです。調査のために日常生活が大きく制限される、といったストレスが少なくなるのは、とても嬉しい変化ですよね。

安全性が高く、騒音も少ないという安心感

高い場所での作業には、常に危険が伴います。ドローン調査は、作業員が地上から操作するため、高所作業のリスクがありません。作業員の安全を確保できる、新しい時代の働き方とも言えます。また、足場を組み立てる際の金属音のような大きな騒音も発生しないため、お住まいの方だけでなく、近隣へのご迷惑も最小限に抑えることができます。

人の目では届かない場所まで鮮明に確認

ドローンに搭載された高性能なカメラは、人が近づきにくい屋根の上や、複雑な形状の部分も、すぐ近くから鮮明に撮影することができます。さらに、赤外線カメラを使えば、目視では分からない壁の内部の浮きや、雨漏りの原因となっている水の通り道まで見つけ出せる可能性があります。人の感覚だけに頼るのではなく、客観的なデータとして建物の状態を記録できるのも、ドローン調査の強みです。

 

ドローン外壁調査を依頼する前の基礎知識

ドローンによる外壁調査の魅力が分かってくると、次に気になるのは実際に依頼する際のことではないでしょうか。いざ検討を始める前に、いくつか知っておくと安心な基礎知識があります。ここでは、費用感や業者さん選びのポイントなど、具体的なお話をしていきます。

足場を使った調査との費用比較

やはり一番気になるのは、費用のことですよね。建物の大きさや階数、壁の面積によって費用は変わるため、一概にいくら、とは言えません。ただ、一般的な傾向として、足場の設置が不要になる分、ドローン調査は従来の打診調査に比べて費用を抑えられることが多いです。特に、調査のためだけに足場を組む場合は、その差が大きくなります。まずは、ご自身の建物の規模でどのくらいの費用になるのか、見積もりを取って比較してみるのが良いでしょう。

業者さん選びで確認しておきたいポイント

ドローン調査を依頼する上で、業者さん選びは非常に重要です。ただドローンを飛ばせるというだけでは、正確な診断はできません。確認しておきたいのは、まず建物の知識が豊富な専門家がいるかどうかです。建築や外壁に関する資格を持っているか、実績はどうか、といった点を確認しましょう。また、使用しているドローンやカメラの性能も診断の質を左右します。そして、撮影したデータをどのように分析し、どんな報告書を作成してくれるのかも大切なポイントです。分かりやすく、具体的な報告をしてくれる業者さんを選びたいですね。

ドローン調査で分かること、分からないこと

多くのメリットがあるドローン調査ですが、万能というわけではありません。得意なことと、そうでないことがあります。ドローンは、高解像度の写真や赤外線画像を使って、ひび割れやタイルの浮き、剥がれなどを広範囲にわたって見つけ出すのが得意です。一方で、打診調査のように、実際に壁を叩いた時の音や感触で判断することはできません。そのため、ドローンによる全体調査で異常の疑いがある箇所を特定し、その後、その部分だけを人が直接確認する、といった組み合わせが最も効率的で確実な場合もあります。こうした特性を理解している業者さんに相談することが大切です。

 

茨城県結城市からお届けする株式会社三結のドローン点検

ここまで、マンションの外壁調査の必要性や、ドローンを活用するメリットについてお話ししてきました。私たち株式会社三結は、茨城県結城市を拠点に、関東近郊の皆様へドローンを使った高精度な建物点検をお届けしています。私たちが大切にしている点検への想いを、少しだけお話しさせてください。

専門資格を持つ「赤外線建物診断技能師」による確かな診断

私たちは、ただドローンを飛ばして撮影するだけではありません。診断を担当するのは、内閣府に認可された公的資格である赤外線建物診断技能師です。建物の構造や素材に関する深い知識を持つ専門家が、最新のドローンから送られてくるデータを一つひとつ丁寧に分析します。人の目では見えない壁の内部で起きているわずかな変化も、科学的な根拠に基づいて見つけ出し、建物の今の状態を正確にお伝えします。

最新ドローンと赤外線カメラで建物の内部まで可視化

点検には、DJI社のMATRICE 350 RTKといった産業用の高性能ドローンと、高精度の赤外線サーモグラフィカメラを使用します。これにより、外壁タイルの浮きや剥離はもちろん、雨漏りの浸入経路の特定や、断熱材がきちんと機能しているかまで、建物を傷つけることなく診断することが可能です。これまで見えなかった建物の課題を可視化することで、より的確なメンテナンスへとつなげていきます。

点検後のご相談も安心のサポート体制

私たちの役割は、点検して終わりではありません。診断結果を分かりやすくご報告し、建物の資産価値を守るために今後どのような手入れが必要か、お客様と一緒に考えていくことを大切にしています。点検の結果、もし補修が必要になった場合でもご安心ください。内容に応じて、信頼できる適切な施工業者のご紹介も可能です。建物のことで何かお困りのことがあれば、いつでも頼っていただける、そんな身近なパートナーでありたいと願っています。

 

まとめ

今回は、マンションの外壁調査について、その必要性から様々な調査方法、そしてドローンを活用する新しいかたちまで、詳しくお話ししてきました。法律で定められた義務であると同時に、大切な資産である建物を守り、そこに住む人々の安全な暮らしを支えるための、とても重要な取り組みであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

特に、これまで費用や期間、お住まいの方への負担が大きかった足場を組む調査に代わり、ドローン調査という選択肢ができたことで、外壁の点検はもっと身近で手軽なものに変わりつつあります。費用を抑えながら、安全かつ迅速に、そして正確に建物の状態を把握できるドローン調査は、これからの時代のスタンダードになっていくかもしれません。

この記事を読んで、ご自身のマンションや所有されている建物の外壁について、少しでも考えるきっかけになれば幸いです。詳しい調査費用や、うちの建物でもドローン調査はできるの?といったご質問など、どんな些細なことでも構いません。どうぞ、お気軽にご相談くださいね。

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